著者について

エマニュエル・ベベニョンは1962年5月25日、11人兄弟姉妹の10番目として生まれた。現在は横浜市在住。妻と3人の息子がいる。

　横浜フェリス女学院大学文学部で教鞭を取り、フォン語、ミナ語（アフリカのネイティブ言語）、ラテン語、スペイン語、フランス語、英語、日本語などの言語に通じている。

　2012年、ベナン和解開発庁事務局長から日本での親善大使に任命された。その活動の中で日本人間学会と出会うこととなった。同学会はベナンにおける和解への過程を研究し、2012年の会報第9号で報告した。同学会理事会はこの運動を促進する必要性を理解し、日本と世界に和解を広める活動をした。

　エマニュエルと日本人間学会は平和と和解の世界フォーラムを開催すべく世界を旅した。その和解のメッセージを伝える旅では各国政府関係者、軍関係者、国会議員、宗教指導者、政党指導者と出会った。次の機関の方々とも会談を行った：国連教育科学文化機関戦略計画担当官、ユネスコパリ本部、ニューヨーク国連本部、ポンティフィシオ・コンシリオ・デッラ・ジュスティツィア・エ・デッラ・ペース、ポンティフィシオ・コンシリオ・デッラ・カルチュラ、ローマサンテジディオ共同体、イタリア。

　彼はイエス・キリストの福音を愛し、それを実生活に取り入れることに努めている。最近では聖フランチェスコなどの聖人にまつわる本を読むことが多い。その他にも、芸術、人権、公民権、和解、平和、開発をテーマにした本を好む。また、マーティン・ルーサー・キング・ジュニア博士の夢、人生、功績を描いた映画も好んでいる。好きな音楽は霊歌、ゴスペル、ブルース、ジャズである。彼の両親は、彼の誕生を取り巻く当時の奇跡的な状況から「エマニュエル（主は共におられる）」と名付けた。